週刊ホロスコープロゴス・4月2号
プラネット配置:4月4日から10日・今週の運勢 ・今週の運勢のよい日・月の相位・西洋占星術コラム:2022年木星・海王星コンジャンクション
目次
- プラネット配置:4月4日から10日
- 今週の運勢
- 今週の運勢のよい日
- 月の相位
- 西洋占星術コラム:2022年木星・海王星コンジャンクション
プラネット配置:4月4日から10日
太陽 魚座14度・月 牡牛度14度・水星 牡羊座15度・金星 水瓶座28度 ・火星 水瓶座21度・木星 魚座21度・土星 水瓶座22度・天王星 牡牛座13度・海王星 魚座23度・冥王星 山羊座 28度
今週の運勢
新月を過ぎた今週は、いよいよ牡羊座の行動力の上昇する1週間です。同時に、徐々に知力が明瞭になるフェーズに入りました。また、今経験している問題や困難は5日をピークに弱まっていくでしょう。
週の前半は、感情面では安定しつつ、いくつか問題が起きるかもしれません。これは個人レベルにも影響しますが、特に月曜日に物事がうまくいかないとしたら、それはもっと全体的なレベルでの影響を受けるから。と言うのは、火曜日に水瓶座で火星が土星に追いつき、コンジャンクションを組むタイミングだからです。
火星と土星の両方のプラネットは非常に強力なプラネットですが、それぞれの質がまったく違います。水瓶座は土星の星座なので、これまで通り土星は非常に状態が良いところに、ほとんどコントロールを失った状態の火星が重なるのですから、今週は前半注意が必要です。特にネイタルの水瓶座だけではなく、獅子座、牡牛座、蠍座にプラネットやハウスカスプのある人は、不必要に物事を拡大しないようにしましょう。
水曜には金星が魚座に入ります。1月の後半から続く金星の状態は古くから「戦争」を意味するといわれてきました。2月の中旬を過ぎて火星が金星に追いつくと同じ頃に、ロシアによるウクライナ侵攻が始まりました。今回の金星と火星の敏感さはその後、継続して続いていますが、金星が魚座に入り、来週には火星も魚座入りすると状況は熱気を失うでしょう。
それまでの、今週の半ばから来週中は、普段よりも自主性や自立が必要になります。その時に、気をつけたいことは、短期的なゴールではなく長期的なゴールに焦点を合わせることです。週の後半は特に難しい決断やコミュニケーションがありそうですが、短期的な結果だけを考えていてはうまくいきません。妥協するよりも今の努力が、次のフェーズで加速できる足がかりになることを考えましょう。
週末の上弦の月の頃にはゆっくりリラックスできそうです。育成と成長の象徴が強く出ていますので、これから何を育てていきたいか、ゆっくり考えてみましょう。
今週の運勢のよい日
8-9日 月が蟹座に入ります。同時に月は金星とトライン。そして、そのほかにも柔らかいアスペクトが重なるこの週末は、自宅でリラックスするのが良さそうです。
月の相位
9日 蟹座19度 上弦の月
西洋占星術コラム:2022年の木星・海王星コンジャンクション
2022年の占星術的な最大の特徴は、来週起きる木星と海王星のコンジャンクションです。
木星は、土星と共に、社会的なプラネットと呼ばれています。地球から遠くに位置し、スピードが遅く、それらが反映する物事は慌ただしい個人の日常よりも、広く全体に浸透してゆく社会現象にあるからです。
一方で、海王星は土星よりも外側にあるためにさらに強く全体への影響を表します。土星の外側にある他のプラネット(天王星、冥王星)に比べると、その象徴が表す物事は少し複雑です。一般には海王星は現実と幻想の境界線を溶解すると考えられていて、既存の宗教よりも複雑なスピリチュアルなモダリティや努力に関連します。
両方に共通することは、物事の拡張ですが、今年の木星・海王星コンジャンクションが占星術の歴史の中で注目される理由は、何か大きに出来事があるからではありません。この配置はほぼ13年に一度起きる配置ですが、これが魚座で起きるのは約160年に一度。前回この配置が起きたのは、19世紀半ば、1956年の春でした。
当時と今年の類似点は、ロシアが関わる戦争です。前回の木星と海王星の魚座でのコンジャンクション当時はクリミア戦争が起きて終結した時。
2年以上にわたる広範囲での悲惨な闘争の結果、ロシアはその後進的な政治を露呈し、領土縮小と政治の改革に至る結果になりました。この戦争では、大量虐殺武器や通信や交通技術が大きな鍵を握り、それらもまた、当時のプラネットの配置と重なっています。特に海王星はスピリチュアルな物事を象徴することはよく知られていても、歴史のそこここで配置によっては、以降の文明を区分けするようなテクノロジーにも関係を持つプラネットです。
今世界が注目するロシアのウクライナ侵攻ですが、前回の木星・海王星コンジャンクションの時との配置の違いに、いくつか希望が持てるものがあります。
まず、火星と土星のコンジャンクションが離れていく時期で、弱まる運勢が出ていること。
そして、このコンジャンクションの時に、金星が木星とコンジャンクションを取ることです。
プラネットの中の凶星同士の重なりと、吉星同士の重なりが同時に起き、そこでは凶星の勢力が落ちてゆくのは、この配置がこれから先に十分可能性のある成長や変革を表しています。
今まさに、世界規模で地球を守る変化の必要なタイミングの中で、プラネットが表現するチャンスを実らせるのは、人間に課された責任ではないでしょうか。
編集後記
みなさんは、どんな音楽が好きですか?
私が最近聴いているのは、オペラ。オペラ、好きなんです。オペラはダメ、って言う人もいますよね。でも、春にオペラって、ぴったりな気がします。
昔はCDを買い、実際によく観に行きました。ただ、出かける用意が結構大変。パンデミックもあり、すっかりご無沙汰していたのですが、最近ワーナークラシックのYouTubeチャンネルを見つけました。
なんと、マリア・カラスの映像が、きれいに編集され、音もそれなりにハイデフィニションぽくなっていました!いや、助かる。
興味のある方は、聴いてみてくださいね。