週刊ホロスコープロゴス・7月4号
7月18日から24日の運勢・西洋占星術による運勢と星座やプラネットの配置・今週の月の相位 ムーンカレンダー・占星術コラム:再生の季節
目次
- プラネット配置:7月18日から24日
- 今週の運勢
- 今週の運勢のよい日
- 月の相位
- 占星術コラム:再生の季節
プラネット配置:7月18日から24日
太陽 蟹座25度・月 魚座21度・水星 蟹座26度・金星 双子座29度 ・火星 牡牛座8度・木星 牡羊座8度・土星 水瓶座23度・天王星 牡牛座18度・海王星 魚座25度・冥王星 山羊座 27度
今週の運勢
今週の月曜は忙しい週明けとなりそうです。
太陽が海王星とトライン、金星は蟹座に移動、そして、水星が冥王星とオポジションを組むのが月曜日。今年の前半を象徴する海王星が太陽と柔らかい配置を組むのは、後半に向かう名残を映し出しています。この時点で、現実を把握する力がついているか、もしくは、現実逃避にのめり込んでいるか、しっかり見極めましょう。上司、親、教師、取引先、など、自分にとって絶対の力を持つ相手との対立を通して、今年後半に対する展望や希望が見えてくるでしょう。ただし、言葉にして表現するにはタイミングは早いようですが、対人関係はこのころ改善しているでしょう。
火曜日に水星が獅子座入りします。今週の水星はまだ力を発揮することができないかもしれませんが、状態は日に日に良くなります。太陽は水曜に冥王星とオポジションをとり、今週現れる力関係の対立が週の半ばには感情的にも知性的にも影響を与えそうです。難しさはありますが、水星の状態や太陽の位置などから、物事の傾向には希望が表れています。
週の後半になると十分に振り返る余裕が出るでしょう。今年の後半に向けて足元を見つめ直すような木曜日と金曜日になるでしょう。土曜日には太陽が獅子座に入り、一年で一番太陽の状態のいい季節になります。直後には水星と月が木星と柔らかい配置を組みます。長期間にわたって継続する何かが始まりそうですね。特に知的な活動に取り組むことが運の流れをよくするでしょう。
今週の運勢のよい日
21日、24日
月の相位
20日 牡羊座 下弦の月
西洋占星術コラム:再生の季節
今年の占星術配置の中で特に大きな影響を表す配置に、土星と天王星のスクエアがあります。
土星と天王星のスクエアは、去年のクリスマスイブにピッタリと配置されました。今年のスクエアは両方のプラネットのレトログレードによる「繰り返し」の配置で、去年のスクエアに比べると少し緩めです。
アスペクトを見るときに、度数未満の位置まで計算して、それが起きる時間を測るわけですが、それができるのは科学と文明の発展の結果です。歴史的には度数までの計算でアスペクトの質を鑑定していました。今年の土星ー天王星スクエアが「緩い」というのは、度数までの位置関係でスクエアが成立する、ということ。
ただし、これらのプラネットの象徴と、アスペクトの厳しさから、ピッタリと配置が起きる前に二つのプラネットが「袂を分つ」ことは、歓迎したいことです。
土星は水瓶座にあり、天王星は牡牛座にある意味は、多くの人々がつながるテクノロジーや土地建物といった資産に関する転換期、と一般的に解釈されています。さまざまな対立する象徴がこの配置に表れていることが、この具体化の大きさを示しており、確かにここ数年にわたって確実に起きている変化については、わたしたちのほとんどがもううんざりするほど経験しているのでは。
7月が始まると同時に、この土星ー天王星スクエアは始まっていて、ピークは10月。これまでに何度か経験した恐れや不安などが繰り返しているタイミングです。しかし、もっと深い層では、これは比喩的な「出産」だと考えることができます。土星は「親」を象徴し、親になるための変化といえば出産なのですから。
生き物の経験としての出産は、死で完結する線上の始発点ですが、人間の意識が経験する出産は、人生に起きる大きな問題を通して新しい自分を生み出すプロセスです。2020年のグレートコンジャンクション以降続いて起きている、土星外周のプラネットの主だったアスペクトが、見えない指揮者に従って、新しい世界を生み出す最中に、私たちは生きているのかもしれません。
編集後記
7月も後半に入りました。日本ではこれから夏休みですね。アメリカは夏が終わると新学年です。州によって新学年が始まる月がまちまちですが、8月が近づくと、小売店にはノートや筆記具の置き場が増えます。今週は太陽が獅子座入りし、遠い昔には季節のサイクルの中で一番「明るい」シーズンだったわけです。今の様な不安定な世相であっても、そこここにある明るさに意識が向くのももっともかな、と思う様な1週間でした。
今週も皆様にとってよい1週間でありますように。