西洋占星術基礎・レトログレード
レトログレードとは?水星の逆行・水星逆行の象徴するものごと・レトログレードとシャドー

最近は「レトログレード」という言葉も占い好きの方の間では知られるようになりました。日本語にすると「逆行」。
レトログレードとは?
西洋占星術では太陽系の惑星の位置をチャートに記して物事の吉凶を占います。ですが、その惑星を見るのは地球上のある一点から。ご存知のように地球は太陽から3つ目の外周を回る惑星です。この位置関係のために、地球からみると太陽と月以外の全てのプラネットは時々進行方向とは反対に動いて見えるのです。それをレトログレードと呼びます。
レトログレードで一番知られているプラネットは水星でしょう。
水星の逆行
水星は実際に、1年に2度から3度レトログレードを起こします(地球から見るとそう見えます、ということ)。太陽のそばを回っているのですから、そう見えるのです。また、水星の象徴する事柄は、私たち人間の生活に密着した事柄が多く、それだけにその呼応もはっきり現れる、というわけです。
水星逆行の象徴するものごと
水星は地球から見ると常に太陽のそばにいます。それは、地球よりも円周の内側(太陽側)を周るプラネットだからです。常に太陽(黄金)のそばを行ったり来たりする様子からお金のやり取りを示す「商売」「経済活動」などでもよく知られたシンボルです。太陽の意思を伝えるメッセンジャーでもあるため、コミュニケーションも象徴します。そこから通信テクノロジーや書類のシンボルとしても鑑定されます。そのほかには、交通手段や日常の移動などを水星は示します。
水星のレトログレードというと「メールが届かない」だけではなく、これだけのシンボルが乱れることを象徴するというわけです。
レトログレードとシャドー
ですが終わっていないことを終わらせるために、時には「戻る」ことが必要な場合もあります。だから、必ずしも「乱れる」ことは悪いことではありません。
レトログレードに入るプラネットは、徐々にスピードを落とし、最終的には一時停止し、そしてそれまで進んできた星座の度数を戻り始めます。戻るときは、徐々にスピードを上げ、プラネットごとの最速スピードまでくると今度はスピードを落とし、停止した後に、ゆっくりと前進します。
ということは、レトログレードのプラネットは、星座の同じエリアを3度通過する、ということです。
そのエリアのことを「シャドー」と呼びます。
この期間、終わらせなければいけない懸案を終わらせる期間、とすれば、やはりあまり大事なことはこの期間にスケジュールしたくはありません。特に取引や収益に関係すること、大切な書類手続きなど、水星がシャドー入りする今週に、もう一度確認することで、後の心配を軽減させることができます。
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